後任

後任がきた。

先週の月曜日。早速後任が来た。会社の方針で、女性は社員雇用はしないとのことらしく、派遣さんが後任として来ることになったのだ。

25歳のぴちぴちの女の子。外見は、茶髪で髪の毛まきまきで、目元化粧がばっちりだったりと、いわゆる「真面目」ちゃんではないのだが、性格は真面目そうな子。

まだ、引継書も満足に出来ていない状態だったが、ネットに接続されていないパソコンしか貸し出し出来ない状態で、手持ちぶたさだろうと思い、初日から早速引継を開始した。会社全体の取り扱い事業等には手を出さず、とりあえず、やってもらう仕事の簡単な全体像と、支店としての事業全貌を挨拶程度に話し、まずは一番簡単な、事務消耗品等の管理についての引継を行った。

朝8時半の始業から、昼休みの12時まで、時々小休憩を挟みながら、それでもみっちり3時間半。勿論、事務消耗品の管理など、きっちりやってるわけでなく、生活の一部的感覚でこなしていたので、説明といっても、私の方法では10分ほどで終了してしまった。

ので、次に、ほぼ毎日扱う、小口現金の説明に入った訳だが、その頃には、時々挟む小休憩の成果から、彼女の前職がエステティシャンであり、且つ、庶務仕事は初めての経験であり、且つ、パソコンも高校、短大の授業でやっただけであるということが判明した。

それは、それでいいのだ。
誰だって、何事だって、初めは0。
やる気さえ、あれば良いのだ。

仕事というのは、実際やっていかないと、慣れないし、慣れないと覚えていかないものなので、とにかく、一通り説明を終えたら、実際一緒にやっていくしかない。
とはいえ、学校で習うパソコン。これは、初めてである。特段、彩りの多い人生を生きて来た訳でもないが、どうなのだろう?
私も、新社会人になったころは、パソコン初心者であった。が、中学生の頃から、親のワープロをかりて、歌詞カードの付いていないレンタルCDの聞き取りタイピングやら、短い物語を書いたりしていたので、キーボード慣れはしていたと思う。大学の一般教養でも、確かに情報の授業は必須であり、ワードやエクセルなどのソフトの操作も習った覚えはある。が、所詮、学校の課題をこなす目的では、習得できたとは言えなかった。

そんな不安を感じていても、どうしようもなく、どうしようもないのは感覚で判っており、むしろ、パソコン操作も引継の一つとなると、多少混乱しつつも、なんだかわくわくしてきたような気もした。

午後は、午前中に引継した事項の復習且つ質問に対する、詳細な説明に費やされた。書類回覧も実際にやってもらい、小口現金のエクセルの出納帳に入力作業もやってもらった。緊張と、それからくる疲労があるのだろう。馬鹿に丁寧で、一つ一つの動作に私の了承を得る状態だったが、2月末、私がこの会社を去るまでに、2週間はある。大丈夫。明日は、もっと仕事らしい仕事を、一緒にやろう。

お疲れさま!明日も宜しくね!




































が。

彼女は、来なかった。
自信がなくなってしまったそうだ。

「なるべく、長く続けたいです。」
そう、言っていた。
しかし、「むずかしいですね」
終盤、繰り返して、言っていた。

1日だった。

次の後任は、未だ決まっていない。
現在、部長の手もとに届いている、面接予定者は、
20歳。ゲームセンターで監視員のアルバイト経験あり。

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by kaershow | 2007-02-20 21:31 | 日記