畑正憲(ムツゴロウ語録)/大人の科学vol.05

お誕生日のプレゼントで頂いた、『大人の科学マガジン vol.05』
巻頭特集インタビュー『ムツゴロウさんアメーバと戯れた日々』より抜粋。

編集部: 細胞レベルで生物を知るということは、犬や猫、あるいは大型のほ乳動物を扱う際に役立ちましたでしょうか?

畑: 役立つというより、必要なことだと思います。動物を愛し、彼らのことをより深く知ろうとするなら、「科学」としてのバックボーンは持っていてほしい。時々びっくりするんですけど、『ステロイド』ってこういう構造してるでしょ」と亀の甲の化学式を書くと、若い人から「えっ、なんでそういうことを覚えているんですか?」って言われるんですよ。もちろん、みんな高校の理科レベルの知識は持っているんでしょうけど、それを実体的なイメージにできないんです。ぼくは、「ステロイド」と言われれば、亀の甲の構造式がすぐに頭に浮かびます。だから簡単に書ける。 彼らは、受験のための符号としてしか記憶されていないんじゃないかと思います。もっと極端になると「二酸化炭素ならわかりますが、CO2と言われてもピンときません」という人も居る。これは現代の学校教育に欠けている点だと思います。イメージできないから科学の言語が言語として通じない。

実に、同感です。感動。
意味を持ってる『記号』だとは、思うんです。でも、『記号』としてでしか、認識してない。『言語』であろうはずなのに、『訳が分からない』『記号』になっちゃう。あるいは、単純に『こういう時に、この記号』という、単純記憶に頼ってる。
私が想像するに、ハングル文字を初めて見ると、記号に見える。
それと同じ事だと思ってたのです。
意味を理解するということの目的。
意味を理解するということの意味。
理解するということの手段。
表現することの目的。
表現することの意味。
表現することの手段。

既に証明され存在している事や、使用されている事。本当の意味で理解出来ている事って少ない。今在る事以外の目新しいものではなくて、自分が知っていると思っている中で知らない事を発見して理解していくのが、これからの私でありたいな。

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by kaershow | 2006-10-07 15:29 | 日記