Sin City 鑑賞

c0032726_13381998.jpg


SIN CITY (シン・シティ)

■公式サイト
■SinCity Fansite(海外)



やっと観てきました。今年ジェシカ出演2作目(アメリカではSinCityが最初)。
ファンタスティック・フォーと同様、アメコミ原作のハードボイルド作品。
評価がかなり二分される曲者映画。

かえるは気に入りました。(楽しいという感情を伴って観られるという意味ではなく、深く色々楽しめると思う)

画面が特有なのはもう承知だったけど、なるほどキレイでした。
ただの白黒ではなく、中間色(灰色)を使わない白黒映画。(コミックの表現がそうみたいだけど)彩りは赤、黄、そして人間の瞳の色のみ。

ウフフ☆真新しい手法☆
ワクワクしちゃいますね。









ロバートロドリゲス監督が、原作者フランク・ミラーを口説き倒して映画化にこぎつけたこの映画。原作者フランクも出演。さらに『原作に忠実に作るように』という条件で映画化に承諾したにもかかわらず、製作途中でフランクが『ここはやっぱりこうしたほうがいいな』と変更しようとすると、ロバートに『もう遅すぎます!あなたはもう原作に描いちゃっているんだから。』と止められるというエピソードが嬉しい。

ロバートロドリゲス、フランク・ミラー、クエンティン・タランティーノという3監督(タラは1シーンのみ、ギャラ1ドルで)体制。出演俳優陣はこの3監督体制という異例を楽しんだよう。3種類もの意見をいつも聞けるといって。

とにかく製作裏話が豊富な映画。


ストーリーは3つのエピソードで構成される。

【EP1 THE HARD GOODBYE】

マーヴ(ミッキー・ローク)
ゴールディ(ジェイミー・キング)
ウェンディ(ジェイミー・キング)
ケビン(イライジャ・ウッド)
ルシール(カーラ・グギノ)
ロアーク枢機卿(ルトガー・ハウアー)
神父(フランク・ミラー)


生まれて初めて「天使」を抱いた。

屈強な肉体と醜い傷がはびこる顔のせいで女性と縁がなく、プロにも相手にされたことがない男マーヴのストーリー。ハードボイルドと呼ぶにふさわしい彼の弔い合戦は羨ましいとも感じてしまうほど、一途でそして無鉄砲極まりない。
裏社会で生きるアウトローたちの中においても「異常者」「サイコキラー」「生まれる時代を間違えた男」などと噂され忌み嫌われるマーヴ。そんな彼でも理解者はおり、彼が「勲章」と呼ぶ傷を心配してくれる存在もあり、涙を流してくれる者もいる。彼らがマーブにどのような人間像を抱いていたかはそれぞれに違い、彼の中に「善」と呼べる感情が存在したか否かは不明だが、表裏なくピュアに生きたのは確かだろう。
凄惨な最期を遂げるが、「天使」とともに堕ちていった彼の人生には一片の悔いどころか至福に満ち満ちていたに違いない。


【EP2 THE BIG FAT KILL】

ジャッキー・ボーイ(ベニチオ・デル・トロ)
ドワイト(クライヴ・オーウェン)
シェリー(ブリタニー・マーフィ)
ミホ(デヴォン・青木)
ゲイル(ロザリオ・ドーソン)
マヌート(マイケル・クラーク・ダンカン)
ベッキー(アレクシス・ブレデル)


娼婦たちの支配するオールド・タウンでの醜悪美なストーリー。
娼婦たちと警察との「警官に金と快感を与える代わりに娼婦の自治を認める」という奇妙な協定をめぐり闘争が繰り広げられる。この闘争の火種はかつては「アイアン・ジャック」と呼ばれ敏腕刑事であったジャッキー・ボーイの愚行。快楽はここまで人間を堕落させるのか、チンピラを率いて練り歩く超粘着質な異常者になりさがっていた。
対する娼婦側は、オールドタウンのボスであるゲイル、オールドタウンの用心棒ミホ、頭からっぽウエイトレスシェリーと、ママ思いはいいけど甘ちゃん過ぎる裏切り者ベッキー。そして、ハッタリをガッツと男気で乗り切ろうとするドワイト。
更に、協定破りを知りオールドタウンをのっとろうとする金義眼がアホっぽいゴリラ男マヌートととの史上最醜戦争。
ジャッキー・ボーイの生首を巡って争うコミカルタッチなエピソード。


【EP3 THAT YELLOW BASTARD】

ナンシー(ジェシカ・アルバ)

ハーティガン(ブルース・ウィリス)
ロアーク・ジュニア(ニック・スタール)
イエロー・バスタード
ボブ(マイケル・マドセン)
ザ・マン(ジョシュ・ハートネット)


幼女の叫び声にしか勃たない変態ボンボンロアーク・ジュニアの起こす事件のストーリー。
父親は上院議員、叔父は枢機卿のジュニアに手を出せるものは居ないはずだった。しかし、秩序と正義の番人、老刑事ハーティガンに片耳を吹っ飛ばされ、男の大切なものまで奪われ瀕死状態にされてしまう。かくして、11歳の少女は助けられ事件は解決するが、ハーティガンはロアーク上院議員の逆鱗に触れ、幼女誘拐殺害犯の汚名を着せられ投獄される。8年もの刑務所生活で彼の正気を保たせてくれたのは、助けた少女ナンシーからの毎週木曜日に届く手紙だった。8年後、ナンシーからの中身を抜き取られた封筒に、ナンシーに迫る危険を感じたハーティガンは出所して、ナンシーと再会する。しかしそれは、再起不能にしたはずのロアーク・ジュニアとの再開でもあった。


c0032726_15254466.jpg




おそらく、わたしがこの映画が気に入った理由の大きなひとつはジェシカ出演作というのが勿論だし、ハードボイルドが好きというのも勿論ある。でも、やはり一番の要因は『こいつら皆で心底楽しんで作ってる映画だ』と感じたこと。スタッフ陣も俳優陣も一人一人が彼らのクリエイト魂を渾身込めて作っている。そしてそれが見事にシンクロしている映画だと思う。作りたい、表現したい、ああしたいこうしたいをやりまくっちゃってんじゃない?(苦笑)だから気持ちよく感じるのか。

続編の製作が決定してるというのも(ジェシカやブリタニーも続編出演にサインしたらしい)、『すっげー面白かったからまたヤロウぜ!』っていうノリに乗ってるところがあるのではないか。
エンターティナーとしてはあるまじきなんだろうけど、鼻っからそんなものは持ち合わせちゃいないでしょ(笑)なんでかワクワクしちゃう。作りたいものを作れる。しかもこんなに贅沢に。さぞかし気持ちがいいと思います。

多分、映画オンリー観るだけではなく、製作、出演者等インタビューを読むとかなり違ってくると思うので是非チェック願いたいすね。パンフは必読。バイオレンスだから精神的によろしくないとか、スプラッタが見目麗しくないとか、当たり前の感情で観てはいけない。(そもそも原作漫画だし)映画の歴史を勉強すればまた面白い。『物語』(フィクション)を楽しめ。

それに、意見が二分する作品は他人の鑑賞感想を読み比べしてもすごく面白い。『観るものを絶対楽しませてくれる』という視点でなく、物議を醸してくれる視点で言えば、最高のエンターティナーなんじゃないかな。


c0032726_15584960.jpg■この映画がすごい!

ジェシカ表紙です☆(ゴシップ雑誌なんだけどさ)
シン・シティ出演者座談会という記事が載っています。
とはいえ・・・・目玉特集が「秋の夜長をしっぽり・・・官能映画」だから、気をつけてください。(むしろ、見たい人はどうぞどうぞ)





c0032726_1674768.jpg■DVDデータ10月号

ジェシカ&ブルース表紙☆
ジェシカピンナップが折込付録。
ちっちゃいけど。
うすっぺらくってペナンペナンしてるけど。








その他、目玉特集ではないですが各種映画雑誌、サイトで特集くまれてるのでチェック!
[PR]

by kaershow | 2005-10-02 16:15